実家が空き家になったらどうする?最初に確認したいことと進め方

親が亡くなったり、施設へ入居したりして実家に誰も住まなくなると、「何から手をつければいいの?」と迷う方もいるでしょう。
結論からいうと、
💡 いきなり家財を処分したり、建物を解体したりする必要はありません。
まず確認したいのは、次の4つです。
・ 名義や相続の状況
・ 建物や土地の状態
・ 家財や荷物の状況
・ 家族が今後利用する予定
これらを整理したうえで、「住む・保有する・貸す・売る」といった選択肢を考えていきます。
❌ 「 空き家になったから、とりあえず片付けて解体する 」
ではなく、
⭕ 「 現在の状況を確認してから、今後どうするか決める 」
という順番で進めることが大切です。
この記事では、誰も住んでいない実家をどうすればよいか分からない方に向けて、最初に確認したいことと今後の進め方を分かりやすく解説します 🙆🏻♂️
誰も住んでいない実家は、まず何から手をつければいい?

実家が空き家になったら、最初から売却や解体を決めるのではなく、
✅ 現在の状況を整理する
ところから始めましょう。
① 実家の名義や相続の状況を確認する
まず、
👉🏻 土地や建物が誰の名義になっているのか、相続の状況がどうなっているのか を確認します。
相続人が複数いたり、土地・建物が以前の所有者の名義のままになっていたりすることもあるためです。
株式会社三心では、相続した空き家について、
相続関係 → 権利関係 → 税金 → 建物 ・ 土地の状態 → 売却価格 → 解体費
という順番で確認しています。
いきなり売却価格や解体費だけを見るのではなく、まずは相続や権利関係から整理していきましょう。
相続した空き家の選択肢については、
📌 『 大阪で相続した空き家はどうする?売却・賃貸・保有の選び方 』
でも詳しく解説しています。
② 建物や土地の状態を確認する
次に、
👉🏻 実家の建物や土地 を確認します。
たとえば、
・ 雨漏りや傾きなどがないか
・ 建物が大きく傷んでいないか
・ 庭木や雑草が伸びていないか
・ 土地の境界や接道などに問題がないか
などです。
長く空き家になっている場合は、以前住んでいたときから状態が変わっていることもあります。
✅ 「古い家だから価値がない」と決めつけず、まず現在の状態を確認する
ことが大切です。
遠方に住んでいて現地確認が難しい場合は、
📌『 遠方に住んでいても空き家は処分できる?現地に何度も行かずに進める方法 』
も参考にしてください。
③ 家の中に何が残っているか確認する
実家には、家具・家電・衣類・生活用品などがそのまま残っていることもあります。
まずは、
👉🏻 何が残っているのか を確認しましょう。
ただし、最初からすべて処分する必要があるとは限りません。
今後、家族が住むのか、売却するのかなどによって、必要な片付けも変わります。
残置物がある状態から相談できる場合もあるため、処分を急がず、今後の方針と合わせて考えましょう。
④ 家族で実家を今後使う予定があるか確認する
家族の意向も確認しておきます 👇🏻
・ 自分や家族が住む予定はあるか
・ 将来的に利用する可能性はあるか
・ 賃貸として残したいか
・ 売却しても問題ないか
特に相続人が複数いる場合は、売却や解体などを進める前に、
✅ 今後どうしたいのかを家族で確認しておく
ことが大切です。
実家の状況を確認したら「今後どうするか」を考える

現在の状況が分かったら、実家を今後どうするか考えます。
主な選択肢は、
住む
保有する
貸す
売る
の4つです。
ここでは、それぞれの選択肢を簡単に確認しておきましょう。
自分や家族が住む
自分や家族が住む予定がある場合は、実家を残す選択肢があります。
長く空き家になっていた場合は、住み始める前に建物の状態や必要な修繕を確認しましょう。
そのまま保有する
「今すぐ使わないけれど、まだ手放したくない」という場合は、そのまま保有する方法もあります。
ただし、空き家でも管理は必要になるため、
✅ 今後誰が管理するのか
まで決めておくことが大切です。
賃貸として活用する
建物の状態や立地などによっては、賃貸として活用できる方法もあります。
修繕などが必要になることもあるため、必要な費用を確認したうえで検討します。
売却する
今後家族が利用する予定がない場合は、売却も選択肢です。
このときも、古い実家だからといって先に解体する必要はありません。
実際に大阪市東成区の古家付き土地(木造2階建・土地30坪)の事例では、所有者は「売る・貸す・保有する」のどれにするか迷っていました。
そこで、現状の査定額・買取額と解体見積額などを確認して比較した結果、最終的には建物を残した現況のまま買取となりました。
このように、最初から一つに決めず、判断に必要な情報を確認してから選ぶ方法もあります。
それぞれの選択肢を詳しく比較したい方は、
📌『 大阪で相続した空き家はどうする?売却・賃貸・保有の選び方 』
をご覧ください。
実家をどうするか決める前に、やらない方がよいこと

実家が空き家になると、「早く何とかしないと」と焦ることもあるでしょう。
しかし、今後の方針が決まる前に片付けや解体を進めると、必要のない費用や手間がかかることもあります。
いきなり家財をすべて処分する
家財が多くても、最初からすべて処分する必要はありません。
必要なものや重要な書類がないか確認し、今後の方針に合わせて整理していきましょう。
「全部片付けないと相談できない」と考えなくても大丈夫です。
古いからという理由だけで解体する
築年数が古いからといって、必ず解体した方がよいとは限りません。
建物に価値があり、そのまま売却できる場合もあれば、修繕費などを考えると解体した方がよい場合もあります。
また、解体ではアスベストや地中埋設物などによって追加費用が発生することもあります。
そのため、
❌ 「 古いから解体する 」
ではなく、
⭕ 「 今の価値と解体費用を確認してから決める 」
ことが大切です。
何となくそのまま放置する
「まだどうするか決まっていないから」と、そのまま長期間放置することにも注意が必要です。
実際に三心へ相談があった大阪の空き家では、相続後、忙しさから5年間空き家になっていたケースがありました。
相談時には建物が崩れてきており、所有者は倒壊を心配していました。最終的には複数の方法を比較し、解体せず現況のまま買取となっています。
今後の方針が決まっていなくても、
✅ 建物の状態だけは早めに確認
しておきましょう。
固定資産税や管理不全空家・特定空家について知りたい方は、
📌 『 空き家の固定資産税は放置するといくら増える?特定空家との関係を解説 』
を参考にしてください。
売るか迷っている段階でも、実家の価値を確認しておく

「まだ売ると決めていないのに査定してもいいの?」と思うかもしれません。
しかし、査定は必ず売却するためだけのものではありません。
実家を今後どうするか考えるための判断材料として、現在の価値を確認する方法もあります。
建物を残した状態で査定する
古い実家でも、まず建物を残した状態で査定してから、
・ 古家付きのまま売却する
・ 現況のまま買い取ってもらう
・ 解体してから売却する
といった方法を比較できます。
解体してしまうと元の状態には戻せないため、
✅ 解体前に現在の価値を確認しておく
ことが大切です。
解体費用も確認してから比較する
解体を検討している場合は、
👉🏻 査定額と合わせて解体費用も確認 しましょう。
現況のまま売る場合と解体してから売る場合では、売却価格だけでなく、最終的に手元に残る金額が変わる可能性があります。
東成区の事例でも、現状の査定額・買取額と解体見積額を確認したうえで判断しています。
解体するかどうかは、売却価格だけを見るのではなく、
✅ 必要な費用も含めて比較して決める
ことが大切です。
誰も住んでいない実家をどうするか迷ったときの進め方

ここまでの内容を整理すると、次の順番で進めると分かりやすくなります。
STEP ① 名義・相続の状況を確認する
↓
STEP ② 建物・土地・家財の状態を確認する
↓
STEP ③ 家族が今後利用する予定を確認する
↓
STEP ④ 住む・保有・賃貸・売却を比較する
↓
STEP ⑤ 必要に応じて査定額や解体費用を確認する
↓
STEP ⑥ 実家を今後どうするか決める
ポイントは、
💡 先に片付けや解体をするのではなく、状況を確認してから決める
ことです。
まだ売るか貸すか決まっていなくても、まずできることから整理していきましょう。
大阪の実家が空き家になっているなら、まず現状確認から始めよう

実家が空き家になり、「何から始めればいいか分からない」という場合は、最初から売却や解体を決める必要はありません。
まずは、
・ 名義・相続
・ 建物や土地
・ 家財や荷物
・ 家族の意向
を確認しましょう。
そのうえで、住む・保有する・貸す・売るといった選択肢を比較します。
❌ 「 空き家だから、まず片付ける・解体する 」
ではなく、
⭕ 「 現状を確認してから、今後どうするか決める 」
ことが大切です。
三心では、建物や家財が残っている空き家について、解体・不動産買取・残置物をまとめて相談できます。
「売却するか解体するかも決まっていない」という段階でも、まずは現在の状況を確認するところから始めてみてください。
大阪の実家や空き家についてお困りの場合は、お気軽にご相談ください 😊

この記事の執筆者
代表取締役
三反田 悟
許可番号: 特定建設業の許可 大阪府知事許可(特-8)第154988号、産業廃棄物収集運搬業許可(大阪・奈良・京都・兵庫・和歌山)
資格者: 1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士、一般建築物石綿含有建材調査者、解体工事施工技士、石綿作業主任者 等
